マイホームを新築する際は、住宅ローンを利用する方がほとんどです。
住宅ローンには事前審査と本審査があり、本審査に通ると住宅会社と契約をして家を建てていきます。
そのため、住宅会社にお問い合わせをするタイミングでは、ある程度住宅ローンのしくみを把握しておくと安心です。
今回は、はじめて住宅ローンを組む方に向けて、住宅ローンの手続きの流れや必要なものを紹介します。
□住宅ローンの手続きの流れ
新築を建てる際は、住宅会社にプランや予算などの相談をしに行くことと思います。
どんな家が欲しいのか、どんなイメージを実現したいのかなどを打ち合わせして、プラン内容をお見積書を作成します。
お見積もり金額を元に、住宅ローンの事前審査を行い、事前審査の承認がおりたらそのプランでの契約書を作成します。
事前審査の結果は、申し込みから3日~1週間ほどで出ることが多いです。
次に本審査で、より詳細に返済可能なのかなどを審査します。
審査期間も事前審査より長く、1週間~2週間ほどかかるケースが多いです。
本審査が承認されると、融資を受けるために金融機関と契約を交わします。
注文住宅の新築の場合は、融資を受けられるのが出来上がった家の引き渡し後からになるので、それまでに必要な着工金などはつなぎ融資を利用することがあります。
本審査が通ると、住宅会社との工事の契約を正式に交わして、さらに具体的な打ち合わせや着工という流れになります。
□住宅ローンの契約までに必要なもの
住宅ローンの契約を締結するために必要なものは、以下になります。
・ご本人が確認できるもの
・住民票の写し
・健康保険証
・源泉徴収票
・住民税決定通知書または課税証明書
・所得税の確定申告書および付属明細書
・所得税の納税証明書
・法人税の確定申告書
・住宅ローン契約書
・抵当権設定関係契約証書
・登記原因証明情報
・登記申請委任状
住宅ローンのお申込み金額が一定金額を超える場合、保険会社所定の診断書の提出が必要となります。
ご加入を希望される団体信用生命保険により、必要な診断書の扱いが異なります。
住民票の写しや納税証明書など事前に準備できるものは、早めに入手しておくと良いでしょう。
□まとめ
今回は、住宅ローンの大まかな流れと、住宅ローンの契約までに必要なものを紹介しました。
住宅ローンの契約だけでなく、土地、建築工事の契約も同時に進めて行くため、考えること・準備することが多くて大変です。
用意できるものから早めに準備しておくことで、今後の負担を少しでも軽減できるといいですね。