家を建てる際に、平屋にするか2階建てがいいか、迷う人も多いでしょう。
2階建てにもメリットがありますが、平屋には地震に強いというメリットがあります。
ではなぜ、平屋は地震に強いのでしょうか。
また、ここでは耐震性以外の平屋のメリットもご紹介します。
□平屋が地震に強い理由
平屋がなぜ地震に強いのか、2階建てと比べながら解説しましょう。
平屋は高さが低い分、激しい地震がきてもあまり揺れません。
建物は高さが低いほど揺れに強いので、平屋が2階建てに比べて揺れが少ないのは当然です。
また、平屋は2階建てよりつくりがシンプルなのも、揺れに強い理由となっています。
多くの場合、平屋は長方形や正方形などのシンプルな形なので、丈夫なのです。
ただし、2階建てでも地震に強い家はありますが、一般的に平屋のほうが地震に強いとみていいでしょう。
□耐震性以外の平屋のメリット
平屋には地震に強いこと以外にも、いろんなメリットがあります。
*楽に動ける
2階建ては上下の動きがあるので、普段の生活をするのに、何かと不便です。
1階で洗った洗濯物を干すために、2階に上がって物干し台で干し、乾いたら取り込んで、1階の収納にしまわなければなりません。
このほかにも、1階と2階を行ったり来たりする回数は多く、特に足腰の弱い高齢者にとっては、大きな負担となります。
しかし、平屋には横の動きしかないので、移動が楽です。
また、必要であれば、平屋ならバリアフリーにすることも可能ですが、2階建てではバリアフリーはできません。
そして、平屋は2階建てに比べて、建築費用が安いのも、大きなメリットといえるでしょう。
家を建てる際は、足場を組むことが多いのですが、平屋では足場が必要なかったり、低い足場で済むことが多いのに比べて、2階建ては高い足場を組まなければなりません。
高い足場を組めば、それだけ費用が高くなるので、平屋のほうが費用面でも有利になります。
*光熱費が安い
平屋で冷暖房を使うと、2階建てより熱効率が良くなります。
2階建てで暖房を使うと、暖かい空気が2階に集まり、1階はあまり暖かくありません。
また、冷房は1階ばかりが冷えて、2階はあまり涼しくないので、1階2階とも冷暖房を効かせようとすると、平屋よりも光熱費がかかります。
□まとめ
平屋は2階建てに比べて、地震に強い特徴があります。
2階建てより平屋のほうが低いので、揺れに強いのです。
また、平屋は上下の動きがないので日常生活が楽になり、冷暖房費も2階建てより安くなります。