せっかく家を建てても、光熱費がかさむようでは、家計を圧迫してしまいます。
そのため、光熱費のかからない家を建てることも重要になります。
ここでは、光熱費のかからない家づくりのポイントをご紹介し、光熱費を抑える間取りのポイントについて解説します。
□光熱費のかからない家づくりのポイント
光熱費のかからない家をつくるには、以下の点に注意しましょう。
*西側に大きな窓を作らない
夏場に西日が当たる部屋は、熱がこもりがちになります。
そのため、部屋の温度が下がりにくくなり、涼しくするには冷房を強くする必要があるので、光熱費がかさみます。
そこで、光熱費を抑えるためにも、西側に大きな窓を作らないことが大切です。
もし西側に大きな窓がある場合は、厚めのカーテンをつけ、なるべく閉め切りにして、部屋の中に西日が差し込まないようにしましょう。
*間仕切りを減らす
家の中を小さな部屋に区切らず、できるだけ広く取ることによって、冷暖房の空気を効率よく、家の中全体に回すことができるので、光熱費の削減につながります。
*エアコンの吹き出し方向を考慮する
家具の配置によって、エアコンから吹き出す風が、滞留することがあります。
そのため、家具の並びを見て、エアコンの吹き出し方向を考慮することによって、光熱費を安くできます。
エアコンの吹き出し方向を、変えることができない場合は、家具の配置を変えて、効率よく冷暖房の風が回るようにしましょう。
□光熱費を抑える間取りのポイント
間取りを工夫することによって、光熱費を抑えることができます。
1つ目は、軒をつけることです。
多くの場合、日本家屋には軒がありますが、軒をつけることによって、直射日光が避けられるので、夏場に冷房の使用を抑えられ、光熱費の節約になります。
2つ目は、部屋数を減らすことです。
家は部屋数が多いほど、光熱費がかかります。
そこで、部屋数を減らしたり間仕切りをなくすことで、光熱費を抑えることができます。
3つ目は、通風や採光を工夫することです。
風の通りを良くしたり、日光を効率よく取り入れると、光熱費を抑えることができます。
たとえば、家の両側に大きめの窓をつけることによって、風通しが良くなります。
ただし、窓を大きくすると、熱損失も多くなるので注意しましょう。
□まとめ
光熱費のかからない家を建てるためには、西側に大きな窓を作らない、間仕切りを減らす、エアコンの吹き出し方向を考慮するなどの、ポイントがあります。
また、光熱費を抑える間取りにするには、軒をつける、部屋数を減らす、通風や採光を工夫するなどの点に注意しましょう。