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古民家再生の種類・費用・注意点

2023.10.01

古民家再生について、改修時の注意点や費用、また補助金や助成金の利用について解説します。

1.古民家再生リフォームの種類
・一般的なリフォーム
・半解体再生リフォーム
・全解体再生リフォーム
・移築再生リフォーム
・古材リサイクルのリフォーム
2.古民家再生リフォームにかかる費用
3.DIYでリフォームできる?
4.補助金を利用できるケース

 

1.古民家再生リフォームの種類

◉一般的なリフォーム

一般的な住宅のリフォームと共通ですが、劣化部分を改修し、設備の整備は不可欠です。
配慮すべき点は、古民家の良さを失わず、雰囲気を引き立たせるプランニング、きめこまやかな作業が大切です。

 

◉半解体再生リフォーム

屋根や壁、床を外し、柱と梁の組み手のズレを調整して建物の傾きを修正したり、床の沈みを改修したりします。
土台が傷んでいる場合、コンクリート基礎を作って土台全体を替えるなど、長く利用できるよう、最新素材を使った改修が必要な場合もあります。

 

◉全解体再生リフォーム

一旦、建物を分解し、柱や梁など、古くなった素材を洗浄し、劣化したものは新しい素材に交換します。
耐震基準についても考慮に入れ、以前の素材を無理に使用するのではなく、強度が落ちている部位は新材などで補強、再生します。

 

◉移築再生リフォーム

古民家を一度解体し、建材を新しい場所に移築するリフォームです。
都道府県をまたぐような長距離の移動も可能ですが、一般的なリフォーム以上に人手や労力、資金がかかることは明白です。
移動後、再建できるよう解体するには高度な技術が求められるので、複数のリフォーム会社を比較検討し、経験豊富な施工業者を選定することが大切です。

 

◉古材リサイクルのリフォーム

近年、マンションや戸建て住宅を古民家風にリフォームする、古民家風リノベーションが注目されてます。
各地の古材センターなどで、意図にふさわしい強度や形、色の古材を手に入れてリフォームすることで、古民家風の住宅に仕上げることが可能です。

 

2.古民家再生リフォームにかかる費用
古民家のリフォームは、水まわりや内装の交換のほか、耐震、断熱など性能の向上や基礎の補強など、大規模な工事が必要です。
建築家や施工業者の技術力や施工面積、移築の場合はその距離や要する人員などにもよって決まりますが、一般的な古民家リフォームの相場は1,500万円程度と言われます。

 

3.DIYでリフォームできる?
古民家を再生するリフォームには大掛かりな工事が多く、DIYにはハードルが高いと言えます。
ですが、古材リサイクルなど、現在の住まいを古民家風にリフォームするのはDIYが可能なケースもあります。
好きな壁紙や雑貨などを用いて、好みのテイストに部屋をDIYしてみるのも楽しいですね。

 

4.補助金を利用できるケース
昭和56年以前の木造住宅で、耐震補強を目的とするリフォームであれば、自治体から補助金が出るケースもあります。
補助金額に関しては、各自治体で定めていますので、確認が必要です。
リフォーム会社の補助金に詳しいスタッフに頼るのもひとつの選択肢です。

 

 

古民家の改築、リフォームは専門性が高く、難易度も高いため、経験豊富な専門業者に相談しましょう。
信頼できる専門家を見つけたら、ご自身のリノベーションへのこだわりや思いを、遠慮せず伝えることが成功の鍵です。

 

 

クリニックから住宅まで。想像を超える、創造的な空間デザインを、お客様とともに。
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