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医院・クリニックー住居併設設計に必要とされることは?

2025.09.01

医院併用住宅の設計・建築にあたっては、一般の住宅とは異なる視点が必要です。

ここでは、医院併用住宅の設計・建築に必要なポイントについてお話しします。

Contents

1.医院・クリニック設計で大切なこと

2.医院・クリニック併用住宅の設計におけるポイント

3.ドクターの住宅設計に欠かせない視点

1.医院・クリニック設計で大切なこと

医院・クリニックの設計において最も大切なことは、医療機関を手がけた実績が豊富な設計事務所、建築家を選ぶことです。

診察室や待合室など間取りのレイアウトは、医療分野の実績がなくても設計は可能でしょう。けれども、特殊な構造を持つレントゲン室をはじめ、医療機器に対する適切な電気容量や給排水設備など、専門的知識に基づいた設計が求められます。また、建物の面積やスタッフの人数によって、適正な間取りや動線、診療室数なども変わってきます。各種申請手続きも必要です。規模や構造にもよりますが、設計から完成までには戸建の場合で1年、ビル内診療所でも半年余りが必要です。

医院・クリニックの新築は、経験豊かな専門家とタッグを組み、スケジュールに余裕を持って臨みましょう。

ポイント

・スケジュールには余裕を持ってのぞむこと

・できるだけ早い段階で建築家を絞り込み、依頼すること

・医療機関の設計実績が豊富で、コミュニケーションを円滑に取ることのできる建築家を選ぶこと

2.医院・クリニック併用住宅の設計におけるポイント

医院併用住宅は、ドクターにとって職場であり、自宅でもあります。自宅に医院・クリニックを併設することで、通勤時間を大幅に短縮し、時間を有効活用できるというメリットがあります。また、通勤ラッシュや長時間移動からも解放され、家族との時間を確保できるようになるでしょう。お仕事面でも、急な患者様への対応が可能になり、休憩時間には自宅でリフレッシュすることもできます。

職住が近接しているからこそ、オンとオフを、うまく切り替えられる工夫が不可欠になります。適度な距離感によるプライバシー確保に加え、それぞれの建物のデザインやレイアウトにも工夫が必要になります。

ご自宅部分ではドクターとご家族が快適に、医院部分では患者様とスタッフが心地よく過ごすことができるよう、動線やレイアウトの工夫が大切です。

ポイント

・スケジュールには余裕を持ってのぞむこと

・医療機関(できれば専門とする診療科目)の設計実績が豊富な建築家を選ぶこと

・プライベート空間とクリニックとに適度な距離感を演出し、オンオフのめりはりをつける

・医療併用住宅の設計においては、住宅建築に関係する規制に加え、消防法、薬事法などさまざまな規制が絡み、多数の申請手続きも必要になり、設計から完成まで、少なくとも1年ほどはみておきたいものです。スケジュールには余裕を持って臨むことです。

3.ドクターの住宅設計に欠かせない視点

毎日たくさんの患者様と向き合い、さまざまな身体や心の悩みを聞き、診療にあたるのがドクターのお仕事です。ご自宅は、仕事の疲れを癒やし、心からくつろげる場所でなくてはなりません。ご家族ともどもストレスなく、子育てや生活ができるよう、生活動線を意識した設計、デザインが大事です。

ポイント

・リラックスできる居住空間をつくりだすこと

・住まい手の目線や空気の流れ、生活動線を意識して設計すること

・ヒアリング、打ち合わせを都度重ね、施主のライフスタイル、志向に沿う建材や設備、デザインを実現すること

豊富な実績を持つ、信頼できる建築家とタッグを組み、密なコミュニケーションをとりながら理想の建築を実現していただきたいと思います。

クリニックから住宅まで。想像を超える、創造的な空間デザインを、お客様とともに。======================================================================

山口修建築設計事務所

〒841-0061 佐賀県鳥栖市轟木町1381-1

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