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地盤調査ってご存じですか?

2025.11.01

家を建てる時、最初に考えなくてはならないのが地盤の強度です。
ここでは、地震に強い土地を見つける「」についてご紹介します。。

Contents

1.地震に強い地盤と弱い地盤

2.地盤調査の仕組み

3.地盤に合わせた基礎づくりとは?

 布基礎

 ベタ基礎

 基礎補強

1.地震に強い地盤と弱い地盤

地震大国・日本で、優れた家づくりを行うためには、耐震性を抜きにしては語れません。
ただ、どんなに耐震性に優れた家であっても、地盤が弱かったら、地震による被害が大きくなることは明らかですね。

地震に強い地盤とは、地盤が固い土地です。対して、地震に弱い地盤とは、地盤が軟らかい土地です。水を多く含む土地では、地震の際、液状化現象の起きる可能性が高く、地盤沈下の恐れもあります。また、大きな地震が起きた場合、土地ごと崩れてしまう懸念もあります。

地震に強い土地かどうかを調べる一つのツールとして、国土交通省のハザードマップポータルサイトがあります。このサイトでは、洪水、土砂災害、津波など各種災害の情報を見ることができるほか、市区町村別のハザードマップにもリンクしており、閲覧することができます。

インターネット上にはこのほかにも、さまざまな地盤に関する情報が提供されています。これらのウエブサイトを活用し、目星をつけた土地に関して、できるだけ幅広く情報を集めることが大切です。

2.地盤調査の仕組み

建築物を支える、非常に重要な役割を担っているのが地盤です。
地盤調査を依頼する先としては、一般的には、不動産会社や建築依頼をしている建築会社などがあります。どの会社に調査後には必ず、実施記録や結果について、しっかり説明してもらいましょう。

一般的な地盤調査としては、現在、スウェーデン式サウンディング試験が用いられています。1917年頃、スウェーデンの国有鉄道に路盤調査として採用された試験法で、わが国では1976年、JIS規格(日本工業規格)に制定されました。費用が安く、調査期間が短いことに加えて、比較的簡易な作業で精度の高いデータを採取することができることから、現在、国内の戸建て住宅の地盤調査方法として普及しています。

3.地盤に合わせた基礎づくりとは?

地盤調査の結果、地盤が弱い土地だったことが分かっても、対策を取ることはできます。軟弱地盤には、土地の改良工事を行うことで十分な強度を持たせることができるのです。

強固な家を建てる上で、改良工事の次に大事になるのが基礎づくりです。基礎づくりのパターンには、いくつかの手法があり、構造や規模によって適した基礎工法が選ばれることになります。代表的な工法として、布基礎、ベタ基礎、基礎補強の3種類があります。それぞれの工法について、以下で簡単にご説明します。

布基礎

一戸建て住宅の最も一般的な基礎工法です。

地面に、逆T字型にコンクリートを打ち込み基礎にする工法です。次のベタ基礎と比べ、地面の奥深くまで鉄筋コンクリートを入れるのが特徴です。柱や耐力壁にかかる力を構造計算で解析し、コンクリート内部に入れる鉄筋の太さや本数、コンクリートの強さを決めることが望まれます。

ベタ基礎

建物の底面全体に鉄筋コンクリートを流し込んだ基礎です。地盤が軟らかい場合や、建物の構造をより安定させる場合に採用します。

建物全体ではなく、一部だけが大きく沈下する「不同沈下」という現象を抑えるのに効果を発揮します。布基礎に比べ耐震性に優れ、シロアリ被害を防ぎやすくなりますが、布基礎に比べて使用する鉄筋コンクリートの量が多いため、コストがかかるところが難点と言えます。

基礎補強

基礎の形だけで建物を支えられない軟弱地盤の場合は、地盤そのものを補強する手法です。補強には、セメント類と敷地の土をまぜて地盤を硬くする方法や、鋼管杭、コンクリート杭を入れる方法などがあります。

いずれの場合も、地盤調査を行った上で、柱や耐力壁にかかる力を構造計算で解析し、手法や大きさ、数を計算して決めることが大事です。

もしもの時、家族を守ってくれる強い家をつくるためには、地震に強い土地と地盤調査、基礎づくりは入念に行ってください。

クリニックから住宅まで。想像を超える、創造的な空間デザインを、お客様とともに。======================================================================

山口修建築設計事務所

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