皆さんは住宅に何を求めますか。
恐らく何を重視するのかの方向性は決まっているでしょうが、住みやすい住宅というのは皆さんが望んでいることでしょう。
実は住みやすい住宅にするために、知っておくべきポイントがあるのです。
今回は住みやすい住宅の条件を紹介します。
□住みやすい家の条件とは?
結論から言うと、生活動線が優れていることです。
生活動線は住人が家の中をどのように動いているかを表している概念的な線です。
この線が優れていないと、他の住人と頻繁にすれ違いが起きて邪魔に感じたり、移動距離が長くて移動に疲れたりする現象が起きます。
例えば、朝は全員が朝食を食べて、各々が違う部屋に行く際に同じ通路を通る必要があると、通路が渋滞しますし、すれ違う際も不便ですよね。
これでは、生活しているだけでストレスに感じてしまいます。
そのため、動線が集中せずに移動できる間取りにすると、生活するうえで移動に関するストレスを軽減できるでしょう。
他にも、洗濯機の場所から洗濯物を干す場所までの動線を短くできれば、家事をする際の負担を小さくできますし、効率化を図れます。
そして、洗濯は頻度が高く、負担も大きいので、優先的に動線を決めるのをおすすめします。
このように、家事や移動をする際に家の中をどのように動くのかを図面上に書いてシミュレーションし、最適化することが大切です。
□当社が考える住みやすい住宅とは?
皆さんは高気密高断熱の住宅はご存知ですか。
恐らく検討されている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、これは北欧地域の住宅に適しているので、高温多湿の日本ではあまり適さないと考えています。
もちろん当社はこれらの要望にも対応できますが、日本にはパッシブデザインをおすすめします。
では、パッシブデザインとはどんな住宅なのでしょうか。
それは太陽、風と言った自然エネルギーを利用するというコンセプトで作られる住宅です。
そして、パッシブデザインとして認められるには条件を満たす必要があります。
- ・高い断熱効果を実現する
- ・日光を遮蔽する効果がある
- ・自然の風を利用している
- ・日光を利用している
- ・日射熱の利用
そして、パッシブハウスを採用するメリットは自然エネルギーを利用することで得られる省エネ効果と、部屋間の温度の差を小さくし、冬に裸足でも過ごせる快適性と、最悪の場合、死に至るヒートショックの予防が可能です。
このように、日本では日本の環境を利用したパッシブデザインがおすすめです。
□まとめ
今回は住みやすい住宅の特徴を紹介しました。
住みやすい住宅を建てるためには生活動線を突き詰めることが大切です。
また、パッシブデザインがおすすめであることを紹介しました。
皆さんの住宅設計の参考になれば幸いです。