Blog

  • HOME>
  • Blog>
  • 2世帯住宅に必要な設備は?(高齢者に必要・・・

2世帯住宅に必要な設備は?(高齢者に必要な暮らし)

2025.01.01

二世帯住宅に関してはさまざまな情報があり、イメージは人それぞれだと思います。
家族それぞれの要望もあり、全員が満足する二世帯住宅を建てることは難しいかもしれませんが、つくり方次第で理想の家づくりに近づけていくことは可能です。
これから二世帯住宅を検討する方に、メリットの大きい二世帯住宅の作り方や、建ててから後悔しないポイントなどをご紹介します。

Contents
1.二世帯住宅とは?
2.二世帯住宅を選ぶメリット
3.二世帯住宅三つのタイプの特徴。そのメリットとデメリット
①完全同居型
②部分共用型
③完全分離型
4.二世帯住宅を建てるポイント

 

 

二世帯住宅とは?

二世帯住宅は、親の世帯と子の世帯が共に暮らすケースが多く、祖父母と父母、子どもの三世代が一緒に暮らすパターンが多く見られます。
隣同士や近くの土地に家を構える「隣居」を二世帯住宅と表現する場合もありますが、この記事では二世帯を一つの建物として建てるケースを紹介します。

二世帯住宅を選ぶメリット

二世帯住宅の建築費用は、通常の戸建てよりも割高になります。けれども、戸建て2軒分の建築費、あるいは二つの家族が別々に賃貸で家賃を払って住む場合に比べたら、建築費、家賃とも二世帯住宅の方が安くなる可能性があります。さらに、電気、水道、ガスなどの光熱費も基本料金を抑えられることから節約につながります。
なにより、共働き世帯の場合は、親との同居で子どもの世話を頼むことができるので安心です。また、高齢の親も、いざという時には子どもに面倒を見てもらえることから、お互いの安心感になります。
二世帯住宅は、経済的なメリットだけではなく、精神的なメリットも大きいといえます。

二世帯住宅三つのタイプの特徴。そのメリットとデメリット

二世帯住宅には、①完全同居型、②部分共有型、③完全分離型という三つのタイプがあります。それぞれの特徴とメリット、デメリットを見てみましょう。

①完全同居型

一戸建て住居に二世帯が同居するタイプです。お風呂やキッチンも共同で使う、いわゆる昔ながらの同居型です。
通常の一戸建てなので、建築資金も比較的抑えられ、将来一世帯となった際にも、そのまま利用できる点がメリットです。
当然、プライバシーの確保が難しく、光熱費を世帯別に管理しづらいという面があり、人によってはデメリットとして感じられるでしょう。

②部分共用型

玄関は一緒で、1階は親世帯、2階は子ども世帯という具合に、居住スペースを分けるタイプです。
お風呂やトイレ、キッチンはそれぞれのフロアに設置するケースが多く、ある程度のプライバシーは確保できるつくりです。
それでいてお互いの距離が近く、自由に行き来できるところが特徴で、建築費用も完全分離型に比べて安く抑えられます。
デメリットとしては、完全同居型に比べると建築費用は高くなり、完全分離型に比べるとプライバシーの確保はやや劣るという面があります。

③完全分離型

玄関も二つに分け、居住スペースが完全に分離されたタイプです。各棟に分けて居住するので、同居というより、隣同士というイメージです。
生活スペースが完全に分かれているのでプライバシーを確保することができ、光熱費や公共料金も世帯別に管理することが可能です。
将来一世帯になった場合、一方を賃貸として貸しだすことも考えられます。

二世帯住宅を建てるポイント

いずれのタイプであっても、暮らす人が多いのが二世帯住宅の特徴です。
とくに地価の高い都市部では、スペースを最大限に利用できる3階建てという選択肢もあります。
3階建ての二世帯住宅であれば、各フロアに三世代それぞれの部屋をつくることも可能です。
生活ゾーンを分けることでお互いのプライバシーを確保し、快適に過ごせるというメリットがあります。
3階建ての二世帯住宅では、エレベーターの設置を検討するのも一案です。近年は、リフォームでエレベーター設置を検討する人も増えています。
また、高齢者にとっては、段差だけでなく、フラットな場所でも配慮が必要です。
小さなお子さんと共有するリビング、親世帯だけで暮らすスペースも、将来的に車いすで移動したり、手すりを設置する可能性を考慮して、通路を広めに確保しておきたいものです。

クリニックから住宅まで。想像を超える、創造的な空間デザインを、お客様とともに。
======================================================================
山口修建築設計事務所
〒841-0061 佐賀県鳥栖市轟木町1381-1
TEL.0942-85-7946
9:00〜20:00  休/日曜・祝日

0942-85-7946

お問い
合わせ