一戸だけを購入すると購入費用だけでなく、維持費が必要です。
そして、必要なお金には税金などの一定期間ごとに支払う必要がある費用と、住宅の性能を維持する修繕費が必要です。
今回は家の維持費と、住宅を良い状態で保つ修繕費を部位別に詳しく紹介します。
□一戸建ての住宅を維持するために必要な金額とは?
結論から説明すると、一戸建ての維持費は年間約40万円です。
そして、新築の住宅を30年間保有するために必要な金額は約1180万円です。
ここから内訳を説明すると税金が300万円、修繕費用は800万円、保険料は80万円です。
さらに詳しく見ていきましょう。
1つ目は固定資産税です。
固定資産税は不動産に課せられる税金で、固定資産税評価額の1.4パーセントにあたる金額です。
評価額は不動産によって違いますので、一概に何円とは言えません。
そして、減税制度を使用することでも大きく減額が可能です。
次に都市計画税です。
法律で定められた地域の中にある土地と建物を所有している場合は支払う必要があります。
計算方法は固定資産税評価額の0.3パーセントにあたります。
2つ目は修繕費です。
一戸建ての修繕費用も一概に言えませんが、約600万円から800万円は必要です。
築年数が小さいときはかかりませんが、10年を超えてくると修繕費が増加します。
3つ目に保険の費用です。
住宅が地震や火災といった災害の被害にあった際に、保険に加入する方も多いでしょう。
保険料は保険のグレードや種類で大きく異なりますが、5年で15万円は必要です。
□建物自体の修繕費はどれくらい必要?
次に、建物を修繕することに必要な修繕費を、部位ごとに紹介します。
最も費用がかかるのは外壁塗装です。
屋根の塗装が50万円、外壁の塗装が100万円の合わせて約150万円が1回行うごとに必要です。
また、配管のトラブルを防止するために配管の交換を行う必要性もあるでしょう。
配管の交換には約20万円が必要なので、毎月積み立てを行っていないと、すぐに出せる金額ではないかもしれません。
そして、どこかが壊れた場合はすぐに補修する必要があるでしょう。
そのようなときのために貯蓄は大切なのです。
□まとめ
今回は家の維持費と、住宅を良い状態で保つ修繕費部位別に詳しく紹介しました。
税金や保険料は、ある程度費用の見通しが立つので、資金計画も立てやすいでしょう。
しかし、修繕費はいつ必要になるか予想できないので、毎月積み立てておくと、もしもの際に役立ちます。