住宅の購入を検討して資料を集めていると、「自由設計」という言葉が出てくることがあります。
自由設計というと、注文住宅のことのように思いますが自由設計と注文住宅は違います。
では、どのような違いがあるのでしょうか。
ここでは注文住宅と自由設計の違いを説明し、自由設計のメリットをご紹介します。
□建売住宅と自由設計の違いをご紹介!
建売住宅は土地と建物がセットで、すでに建てられた住宅が販売されています。
しかし、オプションを利用すれば、ある程度希望を入れて建てることも可能です。
自由設計も土地と建物がセットになっていますが、間取りを好きなように決められるので、希望に近い住宅を建てられます。
建売住宅を販売するには、建築確認申請をして許可を得る必要がありますが、許可が下りるまでに2カ月もかかる場合があります。
しかし、自由設計という名目をつければ、許可がなくても販売することができます。
そのため、建売住宅を自由設計住宅として、販売することもあるのです。
□自由設計のメリット
自由設計には、さまざまなメリットがあるのでご紹介しましょう。
・希望の間取りを実現できる
自由設計は、建売住宅ではできない間取りの変更も、ある程度可能です。
間取りにこだわりたい人は、自由設計の住宅を検討してみましょう。
・低価格で理想に近い家が買える
間取りを変更できるという、注文住宅に似たメリットがあるのに、価格は建売住宅のままですから、非常にリーズナブルです。本当に間取りにこだわるなら、注文住宅を建てるしかありません。
しかし、ある程度自由に間取りが決められればいいという人には、自由設計がおすすめです。
・納期が早い
注文住宅を建てると工期が長いため、完成までに時間がかかりますが、自由設計なら短い納期で希望の住宅が手に入ります。
自由設計は、土地探しから始める注文住宅と違って、すでに土地が確保してあり、住宅の大部分も規定どおりに建てるため、工期が短いのです。
・選択する手間が省ける
注文住宅は、すべてオーダーメイドなので、注文する側も手間がかかります。
しかし、自由設計はすでに出来上がったプランの中から、自分に合う間取りを選ぶだけなので、あまり手間をかけずに理想に近い間取りを実現できます。
□まとめ
自由設計の住宅は、建売の価格で注文住宅のような自由度の高い間取りが選べます。
注文住宅は、土地探しから始まるので完成までに時間がかかりますが、自由設計は建売と同様に土地とセットなので、工期が短いメリットもあります。
注文住宅は、家の間取りを考えるのも大変ですが、自由設計は、出来上がったプランの中から間取りを選ぶので選択する手間もかかりません。